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衛生管理

 
1.使用する鍼
当院ではノンシリコンの使い捨て鍼と再使用鍼の両方をしようしています。
特注の長鍼を使用する事があり、再使用する鍼もあります。
長鍼を使用する鍼灸院は極めて少なく、国内で市販されているディスポ用鍼は長くて90mmです。このため、個人別に分けて再使用しています。再使用とはいえ4~5回の使用で新しい鍼に交換しています。
一部のメーカーでシリコン付きの鍼を販売しています。これは刺入の時に摩擦を少なくして入りやすくするものです。シリコンは人体に害が無いとのことで許可されていますが、当院では念のためノンシリコンの鍼を使用しています。
鍼の材質はステンレスです。ステンレスに金属アレルギーがある方は治療できません。
 
2.高圧蒸気滅菌機(オートクレーブ)について
高圧蒸気滅菌機には、缶内を陰圧にして飽和蒸気を送り込む方式(真空式)と電熱線により蒸気を発生させ、飽和蒸気で缶内の空気を追い出す方式(重力置換式)があります。当院では重力置換式の機器を使用しています。
滅菌時間は第14改正日本薬局方により115~118℃で30分、121~124℃で15分、126~129℃で10分に定められています。滅菌機によっては132℃型や134℃型も市販されておりメーカーでは滅菌時間を10分推奨としている場合が多いようです。当院では132℃で15分行っています。
 
オートクレーブ

3.消毒の流れについて
使用後の器具や鍼はすぐにアルコール綿花で血液やタンパク質などを拭き取ります。
            ↓
専用の薬剤が入った超音波洗浄機で超音波洗浄
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A.R.メディコム製の滅菌シールパウチに器具や鍼を入れて確実にシール処理し、オートクレーブで15分間高圧滅菌処理を行います。このシールパウチは滅菌工程後、インジケータがピンク→茶色に変色するため滅菌されたかどうかを終了後に確認します。鍼をシールパウチに入れる場合、カルテ番号と名前を記入して同姓同名でも判別できるようにしています。
シールパウチ

※個人別にシールパウチで滅菌するため、例えばAさんの鍼とBさんの鍼が接触することはありません。


4.手指消毒について
感染の予防対策では、感染経路を断つことが基本となります。手洗いや手指消毒は院内感染を予防する最も有効な手段であり手指の洗浄について説明します。

①手指消毒法
石鹸(液体石けん)と流水による洗浄で汚れを除去し、石けん分を十分に洗い落としてから、消毒用スクラブ剤を用いて手指消毒を行う方法です。
②擦式手指消毒法
手に目に見える汚れが無い場合で、医療行為を行う前後、無菌操作を行う前後、周辺環境に触れた後などに速乾性消毒用アルコール製剤を用いて手指消毒を行う方法です。
手洗い・手指消毒は「一処置一手洗い」が原則で、当院では①流水で手掌、手背、手首、前腕下部を濡らし、②両手に液体せっけんをつけて擦りあわせ、指先、指の間、手背、手掌、前腕など手と前腕を洗い、③流水ですすぎ、⑦ペーパータオルで水分を拭き取ります。