60代 /女性/日本語教師
歩くと右側の鼠径部が痛い
検査
前屈、後屈で痛み無し
右骨盤内部の圧痛あり
右股関節屈曲の筋力:問題なし
治療部位
腸骨筋、中間広筋
経過
1診
ペインスケール7
ベトナムでバイクにひかれて、ベトナム国内の総合病院へ入院
画像検査で異常なく、療養のために日本へ帰国した。
今は100m位歩くと鼠径部の痛みがあるとの話。
腸骨筋、中間広筋へ刺鍼した。
2診
ペインスケール7→5
「いくらか楽になりました」とのこと
同部位へ刺鍼
3診
ペインスケール5→3
「痛みは良くなり、買い物にも行けるようになりました」との話
同部位へ刺鍼
4診
ペインスケール3→2
「少し長い距離を歩けるようになりました」
数日後にベトナムへ戻るとのことで、ここで終了となった。
後日、1.5km歩いても痛くないと喜びの連絡を頂いた。
考察
鼠径部が痛いということで、腸骨筋、恥骨筋、中間広筋、この3つがポイントであろうという前提で評価と施術を行った。この方の骨盤サイズは大きく、腸骨筋の施術は4寸鍼で実施した。早い段階で奏効して、ベトナムへ帰国するまでに治療が間に合い、喜んでいただいた。